一般診療
当院では、犬・猫・フェレット・ウサギを中心に、総合診療を行っています。
診療にあたっては家族とのコミュニケーションを重視しており、なるべく分かりやすい説明と、家族にとって無理のない治療方針が提案できるよう心がけています。
ペットの治療には家族の協力が必要不可欠です。
そのためにも、それぞれのご家庭の環境、ライフスタイルに合わせた治療方針を考えなくてはいけないと考えています。
気になることやお困りのことがあれば、何でも遠慮なくお伝え下さい。
しつけや接し方などのちょっとした事でも、お気軽にご相談ください。
スタッフ一同、親身になってお応えいたします。
健康診断
動物たちは人間より何倍も早く歳をとります。
一般的に犬や猫の場合、生後1年〜1年半で大人(20歳ぐらい)になり、その後は人間の約4倍早く歳をとると言われています。
当院では、声に出して訴えることのできない動物たちの体の変化を知るために、定期的な健康診断をお勧めしています。
7歳ぐらいまでの若いうちは半年〜1年に1回、8歳以降の高齢期には3ヶ月〜半年に1回の健康診断により、病気の早期発見、早期治療に努め、ご家族との楽しい時間をより長く、健康でいられるようサポートいたします。
基本メニュー
- 一般身体検査+血液検査
オプション
- レントゲン検査、超音波検査
- 各種ホルモン検査、便検査、尿検査など
※内容によっては予約が必要となります。お電話にてご確認ください。
各種予防
狂犬病ワクチン
ご家庭に新しくお迎えしたワンちゃんには、自治体への登録と、年に1回の狂犬病予防ワクチンの接種が義務付けられています。
狂犬病は現在国内での発生はありませんが、もしウイルスが国内に侵入してきても感染が拡大しないようにするための大切なワクチンです。
忘れずに予防しましょう。
各種混合ワクチン
子犬には生後6〜8週齢以降に2回又は3回、その後は年1回のワクチン接種が必要です。
子猫には生後8週齢以降に2回、その後は年1回のワクチン接種が必要です。
環境によって必要なワクチンは異なりますので、ご相談ください。
フィラリア症(犬糸状虫症)予防
蚊が媒介する寄生虫で、感染すると心臓から肺の血管に寄生し、血液の流れを阻害します。進行すると、疲れやすくなる、呼吸が苦しくなる、お腹に水が貯まるなどの症状がみられ、死に至ることもあります。
この病気は犬の病気と思われがちですが、猫にも感染することがあります。猫に感染すると、上記の症状のほか、肺炎による呼吸困難、咳や嘔吐などの症状がみられ、突然死してしまうこともあります。
ノミ・ダニ予防
ノミ・ダニは体の表面につく寄生虫です。これらに寄生されると、寄生された部位の炎症や痒みによるストレスだけではなく、吸血されることによる貧血やアレルギーを起こす場合もあります。
また、これらの寄生虫は他の病気を媒介することもあります。特にマダニの媒介する病気には深刻な貧血を引き起こす病気や、神経症状を引き起こす病気があり、さらに近年ではマダニから人に感染する致死率の高い病気(重症熱性血小板減少症候群・SFTS)の報告も全国に広がっていますので、注意が必要です。
不妊手術
不妊(避妊・去勢)手術というと、自然な状態じゃなくなることがかわいそう、健康な子に麻酔をかけてメスを入れるのは嫌だ、と思われる方もおられると思います。
もちろん、手術することによるデメリットや、麻酔・手術そのもののリスクがゼロになることはありません。
ただし、最近では不妊手術によって病気の予防や問題行動の抑制など、様々なメリットがあることが分かっています。
家族とともに生活し、将来も子供を産ませる予定がないのであれば、長生きするためにも若くて健康なうちに手術を検討してみてもいいのではないでしょうか。
手術は男の子、女の子ともに生後6ヶ月頃から可能です。
当院では、身体・骨格の成長がおさまり、手術することの影響が少なくなる8〜9ヶ月以降での手術をお勧めしています。
不妊手術のメリット
- 卵巣腫瘍や子宮蓄膿症など、雌の生殖器に関わる病気を予防することができる。
- 精巣腫瘍や前立腺肥大など、雄の生殖器に関わる病気を予防することができる。
- 早期の避妊手術によって乳腺腫瘍の発生を予防することができる。
- 性ホルモンが原因となる色々な問題行動を抑制することができる。
- など
不妊手術のデメリット
- 代謝エネルギーが減少することで、太りやすくなる。
- 早すぎる手術によって骨格の成長に問題が出る可能性がある。
- まれに尿失禁などの副作用が出る場合がある。
- 麻酔をかけて手術することのリスク。
- など
手術をうけることは、その子自身にとってもご家族にとっても大きな決断だと思います。
疑問点や気になることなどあれば、お気軽にご相談ください。